だいぶ昔のことだけど、2006年秋にCONTAX T3とフジのネオパン400プレストを30本、ネオパン1600スーパープレストを数本持って、一週間長崎に行きました。そのときの白黒の写真作例多数で旅を振り返ります。
CONTAX T3
京セラのCONTAX T3。
レンズはカールツァイス ゾナー 2.8/35 T*。
T* コーティングの35mm F2.8 ですね。
フィルムは自動巻き上げだから、押すだけで写ります。本当に次々シャッターが切れます。
長崎の地図
どこかへ旅に出れば、自分の写真が変わるかもしれない。そんなふうに思い、CONTAX T3を持って、遠い土地、長崎へ行きました。
長崎市内をとにかく歩き回りました。
後で現像したものを見ると、パララックスが出ているものがいくつもあって、まあ、フレーミングはいい加減なところがあります。
押すだけでサクサク撮れるから、旅が終わってみたら、たくさん撮ったなあという感じでした。
CONTAX T3 vs GR DIGITAL
当時の日記より。
当時、ウェブ上に写真をアップロードして見てもらうということが流行っていて、自分もやってみたかったんです。
しかし、私は主にモノクロをやっています。フィルムで撮って現像してプリントしてとなると、ウェブ写真のスピードには全然ついていけずどうしたらいいんだろうと思っていたようです。
今から振り返るとつまらないことを考えていますね。そんなことを思いながら、長崎の街でどんどん撮り進めていました。
長崎には記録用にGR DIGITALも持っていっていました。撮影の合間に長崎のデパートの本屋で、GR DIGITALの本を見つけて開いてみました。GR DIGITALで撮影された写真は、印刷に必要な解像度に達していないようでした。
これならCONTAX T3のほうがいいな。そんなふうなことを書いてあります。
帰ったら暗室やるぞ!と意気込んでいたようです。
CONTAX T3 作例
以下、そのときの写真です。
ホテルにて。
プレスト400のハイライトに濃度がある感じが出ています。
マリア様の後ろ姿。
トンビが鳴きながら飛んでいるところは、とても良かったです。
もうちょっとこの豚さんを真ん中に写したかったんだと思います。
パララックスですね。
千羽鶴。
長崎はバイクが多いなという印象でした。
白焼き。
展望台からの夜景。
おしまい。
現在の中古価格
私が買ったときは中古で十万円はしていなかったと思うCONTAX T3ですが、現在ではとんでもない値段になっています。
リペアサービス諏訪でCONTAX T3の修理・メンテナンスが可能のようで、そのためこの中古価格がついているんでしょうね。
仕様
画面サイズ | 24mm x 36mm |
レンズ | T* 35mm F2.8 4群6枚 |
撮影範囲 | 0.35m 〜 無限遠 |
撮影モード | プログラムオート 絞り優先オート |
ピント合わせ | オートフォーカス |
シャッター | レンズシャッター |
シャッタースピード | 1/1200秒〜16秒 LT設定時最長180秒 |
ファインダー | 逆ガリレオ式ファインダー 倍率 0.5倍 |
電池 | 3Vリチウム電池 CR2 1本 |
寸法 | W105mm x H63mm x D30.5mm |
重量 | 230g(電池別) |
最後に
旅に出て、自分の写真は何か変わったのかな?とも思います。
ですが、このときの経験はきっとプラスになっていることでしょう。
以上、作例写真で振り返った、CONTAX T3と2006年秋 長崎の旅でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にもカメラ・レンズの記事があります。ぜひご覧ください!
キヤノン EF28mm F2.8 レビュー
4×5カメラ DAYI TOYO portable 4×5 レビュー